MIWARA BIOGRAPHY "VIRTUE KIDS" Virtue is what a Japanized ked quite simply has, painlessly, as a birthright.

東亜学纂学級文庫

『息恒循』を学ぶ

第3集「自伝編」土曜夜7時配信 R3.2.27 一息60

#### 後裔記「社史の要約に待った! 言いたい事がある」 学徒マザメ 齢12 ####

 サギッチの編に成る社史の要約。*待ってらんない*し、待っても*期待は出来ない*!

 一つ、息をつく。

 社史だけどさ。
 結論。要約は、あたいが書く。
 理由。二つ。
 一つ目。サギッチが{漸|ようや}く書く要約を読まされる苦痛に、耐え{難|がた}い。
 二つ目。これは、特にサギッチへ。
 「矢庭に、ズタズターァ♪ ズタッズタッズタッズタッ^!!^ 明らかに性格が悪いと{判|わか}る、女のベタベタ歩き……が、急接近! 最悪の事態を疑う要因は、一切思い当たらない……{云々|うんぬん}」って書いていらっしゃいましたけど、ここで一言。
 「思い当たらないんなら、考えろよッ!」だ。
 {何|なん}であたいが、一人で史料室に現れたのか。明らかに性格が悪いと判るその女が、何でズタズタと自分を目掛けて歩み寄って来たのか。それは、偶然自分の姿を認めたからなのか。それとも、史料室に自分が{居|い}ることを知っていて、自分に会う目的が何かあって、そのために、{態態|わざわざ}史料室までやって来たのか。
 あんた(サギッチ)の頭には浮かばなかったみたいだけど、これら{直|す}ぐに頭に浮かんで当然の疑問に、一つだけ答えておく。疑念を抱く前に答えられてしまうことを情けないと思って、自分のナイーブ({阿呆|アホ}さ加減)を、ちょっとはどうにかしなさいよね。では、答えます。あたいは、サギッチより先に、社史の全文を読んでいる。
 以上。

      社史(**大胆**要約特別編集)

   《はじめに》

 {脱炭素化車輌|ディカーバナイジング・ビーアコ}の新たなるベンチャー企業が現れた。この、世界二大リーディング・カンパニー。その二社は、自然界延命の、{一翼|いちよく}を担う。その義は、亜種文明{民族|エスノ}が持つ科学力に追いつくための発明力である。またその理は、スパイスである。{即|すなわ}ち、加味。ミソは脳であるが、〈味〉は自然力である。
 この義と理は、何を{為|な}さんがためか。それは、言わずもがな。{是|これ}{正|まさ}に、問答無用。亜種文明{民族|エスノ}を{亡|ほろ}ぼさんがためである。この必然と{必定|ひってい}から成る**義理**は、自然界の生き物たちの腹に、そして我らが亜種自然{民族|エスノ}の胸に、人知れず{沸々|ふつふつ}と{醗酵|はっこう}し続けてきた天命である。
 大陸の民たちは、戦乱があれば戦乱のない地域へ、洪水や日照りで{飢餓|きが}に直面すれば災害の少ない地方へと、大陸の広大さに{委|まか}せて流離漂泊に慣れている。
 さて、我ら{島嶼|とうしょ}を国柄に持つ自然の一部の生き物たちにしてみても、実は、これ{然|しか}りなのある。この、自然の一部の生き物たちとは……。自然人に動物たち、虫くんたちに魚介の連中、そして植物たち……と、その一部の種類たるや、{枚挙|まいきょ}に{暇|いとま}がない。
 その自然の一部の{同胞|はらから}たちにとって最たる災いが、文明なのである。我らは、流離漂泊の{茨|いばら}の{獣道|けものみち}へと、追い{遣|や}られた。{然|しか}しながら、この国は狭い。山、川、陵、岸、海、島……以上。我ら自然{民族|エスノ}の流離漂泊の果ては、山賊か漂海民である。その生活ぶりは、{屡々|しばしば}生命……{命|いのち}の血肉が、危険に{晒|さら}される。
 文明の{暴威|ぼうい}、自然……自らの然の{災|わざわ}い。是、暴風雨や極寒や炎熱にも{虐|しいた}げられ、文明の暴威に発狂せし野獣や毒虫にも{襲|おそ}われる。その地獄絵巻は、地上のみならず。地下{然|しか}り。{亦|また}、海上や海底然りなのである。

 嗚呼……疲れるわーァ!! 読むのも、疲れるよねッ?
 ……ん? あッ! ゴメン。編集だったよねッ?
 あたい、写本してたわァ♪
 でも、要約の必要性だけは、感じ取ってもらえたでしょ?
 てなわけで、サギッチ君!
 冒頭の写本で、要約を漸く書き{始|はじ}める勢いを、つけてあげました。
 めっちゃ優しいでしょ? あたい。
 で、ここから先の要約なんだけど……。
 先ず、大きく《おこり》に関する部分と、《二極代々記》に関する部分の二つに、分類する。
 次に、《二極代々記》の部分を、〈はじめに〉、〈深謀遠慮〉、〈訣別〉の三つを{主題|テーマ}として、これもサクッと分類する。これで、四つの見出しと段落が出来ました。
 ここからが、いよいよ要約なのさ。
 {唯|ただ}、だらだらと{割愛|かつあい}しながら書んじゃなくってさァ。先ずは全体を見て、段落分けをして、見出しを付けて、それから、それぞれの内容を凝縮して、各段落に{布置|ふち}する。{解|わか}ったーァ??
 ではでは、予定通り……。
 サギッチのスペシャル要約の公開、よ・ろ・し・くーぅ♪
 但し、漸くではなく、**サッサと**書きなさいよねッ!

   《 発行周期 》
 今週の配信は、土曜日の夜7時です。
 この周期は、創作の作業段階によって、変動します。
  【い】シントピック・リーディング期間
  【ろ】草稿期間
  【は】メルマガ編集期間
  【に】電子書籍編集期間
 最も時間を費やすのが、シントピック・リーディング期間です。同じ主題(テーマ)の本を、数冊読みます。一つの主題に関して、多層的な視点を持つことによって、どの論説にも偏(かたよ)らない、客観的な解釈を実現できます。

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