MIWARA BIOGRAPHY "VIRTUE KIDS" Virtue is what a Japanized ked quite simply has, painlessly, as a birthright.

後裔記と然修録

ミワラ〈美童〉たちの日記と学習帳

一学 25【武心。問われて嘆く。心だけで闘っても絵に描いた平和じゃん? 武の道は死ぬ事なんでしょ?】門人、ワタテツ

みなさん、おはようございます。
【然修録】です。
毎週日曜の朝7時。
今朝も、お届けいたします。
「行動と目的の学」を実践する子どもたちの学習帳。
読み切りで ♪

エスノキッズ 心の学問「教学編」
令和2年7月19日(日)号。


一つ、学ぶ。

誰かから「話がすぐに脱線する」とか、「男どもの話には興味がない」とか言われて【→「自伝編」一息28】しまいそうだが、ここはやはり、言わねばならぬ!

黄色人種の人権を護るために戦った環太平洋ならびに環インド洋の大戦では、残念ながら学問を軽んじて武の道を外れた愚者どもが台頭(たいとう)し、驕(おご)り高ぶった出来心が、思わぬ未曾有の悲劇を生んでしまった。

さらに残念無念なことに、その敗戦に乗じて、白人マルキストの世界的な組織が、プロパガンダ(洗脳のための宣伝活動。心理戦。情報戦)を、繰り広げた。

その共産主義・社会主義思想の宣伝活動に利用されたのが、武士道である。

その組織はコミュンテルンと呼ばれ、共産主義インターナショナルと訳されている。

最初にプロパガンダを実行したのは、講座派と呼ばれる第一陣だ。
その言葉どおり、全国を講演して廻った。
ここまでなら、まだ可愛い範疇だった。

問題は、第二陣。
フランクフルト学派と呼ばれる高学歴の一派だ。
彼らは、武士道を凶悪な侵略思想に曲解させるべく、思想誘導を開始した。

それも問題だが、敵ながらあっぱれだったのは、そのプロパガンダを繰り広げた場所だ。
小学校、中学校、有名国立大学、国営放送、有名全国紙、そしてテレビにラジオである。

少年少女たちが嘆(なげ)かわしい質問をしてしまうその原因の根っこは、このような時代背景の中にある。

このような時代背景を学んだり、疑問や問題点の根っこを探求することもしないで、解説だの批評だのと、大きな小難しいことを言ったり本にしたりする愚者が、何と多いことか!

ちなみに『武士道』も、ある意味ここで言う〈解説〉の書である。
背景の真実を学び、そのなかで大事を探求している。
所謂、学問を積んでいる。

そんな学問を積んだ書を、学問をすっ飛ばした幼稚な大人が解説や批評を書き、学問の存在すらも教えてもらえない子どもたちが、その悪書とも言うべき解説や論評を読む。

その顛末、行く末は、言わずもがなである。


《 では、
どうすれば、
武の道や心が生まれた背景を正しく学び、
その大事を探求することができるのか 》

武士道の背景にあるものは儒学、取り分け陽明学であったり、日本最古の兵書、闘戦経であったりする。

それゆえに、陽明学の格物や良知といった思想や、万物一体の仁などの境地を学び、闘戦経の言う、心に秘め置くべき武の精神を学ぶのである。


「ポン ♪ 」

と、ここで膝を叩いた読者がいらっしゃったら、その人こそがまさに武人、学師である。

今書いているこの『然修録』は、〈生まれ持った美質と武の心〉の指南書『息恒循』の学習帳である。

にも関わらず、いくら順を追って捲(めく)ってみても、その本題であるべき『息恒循』の内容に直接触れる解説や論評が、なかなか出てこない。

当然である。
その背景も碌(ろく)に学ばず、学を曲解し、曲解を教えることを、怖れているのである。

外に出れば、そんな反面教師の大人たちが、犇(ひし)めいている。
町は、〈教師〉で溢れかえっている。
こんなに有難い教育環境の国が、他にどこにあろうか!

実に、いい社会である ♪ v( ̄ー ̄)v


令和2年7月19日(日)号
一学 25【武心。問われて嘆く。心だけで闘っても絵に描いた平和じゃん? 武の道は死ぬ事なんでしょ?】門人、ワタテツ

【行動と目的の学】

江戸期の儒学者たちは、学問を一つの型にして、学校や家庭に根付かせました。その型が崩壊した現代、廃残したわたしたち民族には、新たなる型が求められています。

美質を生まれ持った子どもたちは、戈(ほこ)を止(とど)めると書く武の心を修めるために、東亜の行動哲学、西洋の目的心理学、民族史と神話、未来と過去の脚本技術などを学んでゆきます。

Japanize Destinies Distribution
『亜種記』『息恒循』『然修録』『後裔記』
JDD 東亜学纂
http://www.akinan.net