MIWARA BIOGRAPHY "VIRTUE KIDS" Virtue is what a Japanized ked quite simply has, painlessly, as a birthright.

後裔記と然修録

ミワラ〈美童〉たちの日記と学習帳

一学 41 【ムローの然修録】我ら十を失う。哲学、感性、労働、自然、修行、肯定、変化、志、師、詩『離島疎開11』

東亜学纂の電子ラーニング v(´▽`*)
然修録『離島疎開』編(上)

令和2年11月8日(日)号

 一つ、学ぶ。

 スピアたちが上陸した島、賑やかだな。オオカミまで合流したか。疎開にならんではないかッ! まァ、彼らが好ましく住まって居(お)るなら、それはそれ。良し♪

〔 我ら哲学を失う 〕

 哲学なき我らには、深みがない。重みもない。果ては、金と権力に目が眩(くら)む。聖職は政治屋となり、神農は的屋となる。哲学とは、勇気、希望、元気の着火剤。学問ではない。行動そのもの。行動と合一した精神力。精神力が弱ければ、行動はない。行動がなければ、勇気も希望も元気もない。

〔 我ら感性を失う 〕

 感性なき我らには、目の輝きがない。生き生きと生きる力もない。感性に順(したが)って働く理性や知性が、離反する。人格を失する。故(ゆえ)に覇気(はき)がない。

〔 我ら労働を失う 〕

 労働なき我らには、汗がない。人間味というものがない。それをロボットという。

〔 我ら自然を失う }

 自然の一部として生きている人間(今どきこれを偉人と呼ぶ)が科学すると、斯(か)くあるべき仕事を為す。斯(こ)うある。
 「私は数学者だ。科学者だ。私が扱う数字というのはいかにも可愛(かわい)げがない。何となく憎ったらしい。しかし、その憎ったらしくて可愛げのない数字にどうやって愛くるしさを持たせてあげるかが私の仕事なのだ」と。
 数字も人間味で和(あ)えると人間臭くなるようだ。

{ 我ら修行を失う 〕

 修行を怠けると、宗教産業と精神病関連産業が大いに栄える。宗教や精神がお金に変わり、その金は権力の助燃材となる。国体は危うくなり、国民は滅びる。

{ 我ら肯定を失う 〕

 嘗(かつ)てヒト属の下位は、ホモ・エレクトス種であった。その下位が、ペキネンシス亜種。所謂(いわゆる)北京原人。ここ悠久、ヒト属の下位は、ホモ・サピエンス。その下位は、長らく空いていた。それが昨今、三つの亜種に分化しようとしている。進化や退化が顕著になるに順(したが)って、その亜種の呼称も変遷を辿ることだろう。西洋のある著名な人類学者は、斯う言っている。

 「人類はまだ若い。自らの内に余力を持っている。そして、恐るべき集中の潜在力、すなわち進歩の潜在力を秘めている。いまだ発見されず、捉えられず、生れず、統合されない膨大な力が隠されている。人類集団はまだ数百万年を生き続けることのできる集団である」

 但し、この「できる」には、必定の条件がある。二つ。否定の哲学や心理学の終焉(しゅうえん)。肯定の哲学や心理学の修養。行動の学なくして、必然はあり得ない。行動とは、断じて行うこと。そのためには、活力に溢れ、野望に満ち、生き生きと目を輝かせた冒険者であらねばならない。故に縁尋機妙(えんじんきみょう)、機会を掴み、自ら変わり、挑戦の断行に到る。その亜種は、偉大な人類学者の明言とその論的証拠(エビデンス)の具現となるべく、数百万年を生きることだろう。

〔我ら変化を失う 〕

 変化は、三つの要件が揃ったときに起こり得るのだそうだ。しかもその変化とは、自然或(ある)いはその一部の事物にとって、最も称賛されるべき快挙なのだ。

 変化は、リニアモーターカーか超音速ステルス戦闘機でなければならない。変化は、どんな〈加速〉にも追随する。

 変化には、切り立った崖がなければならない。〈断続〉である。その崖から、いつでも如何なる方角にでも翔んでゆける身軽さが、大事である。頭を身軽にするためには、忘れるが良し。身の周りを軽くするには、捨てるが良し。是(これ)、肝要である。

 仕事の本を読んではいけない。世界は常に〈波及〉している。自分の仕事の専門書など、読んでいる暇はない。文学、芸術、歴史、哲学、儒学、心学、唯識(ゆいしき)、発明法、瞑想法、ONEPIECE。これら、すべて好(え)し。変化は、未来永劫の友なり。

〔我ら志を失う 〕

 志が低ければ、感性が衰える。感性が衰えると、命が縮む。然(さ)あらば、貝の身の類(たぐい)が如(ごと)く、真水に浸けて水膨れさせるも良し。

〔我ら師を失う 〕

 古(いにしえ)の語録で、「正師得ざれば学ばざるにしかず」というのがある。いい師匠を持たなければ、何も学べないという意味だそうだ。師からは、生きるための教え、知命と立命を学ばねばならぬ。探そう!タケラ〈武童〉の爺婆(じじばば)。

〔我ら詩を失う 〕

 詩 感性を育て 情感を豊かにする
 詩 情緒を狂(きょう)させ 是(これ) 最も良し
 詩 是らの己を自ら詠みて 鮮烈に生きられよ

 西郷隆盛、坂本龍馬、吉田松陰、高杉晋作、これら大先人みな、我ら現代ヒト種と同じ、日本民族である。是、俄(にわ)かに信じ難(がた)し。 
 
令和2年11月8日(日) 活きた朝 1:06
学人、ムロー

令和2年11月8日(日)号
一学 41 【ムローの然修録】我ら十を失う。哲学、感性、労働、自然、修行、肯定、変化、志、師、詩『離島疎開11』

◎ 東亜学纂の電子書籍

Akio Nandai
Volume 1 to 12
VIRTUE KIDS
VIRTUE is what a Japanized ked quite simply has,painlessly,as a birthright.
_/_AeFbp_// A.E.F. Biografhy Publishing

『亜種記』 全12巻 順次発刊
著者 南内彬男(なんだいあきお)
発行 _/_AeFbp_// 東亜学纂

Motto : Japanize Destinies Distribution
Concept : Adventure, Ethnokids, Fantasy
E-zine , Biography Editing :
https://www.mag2.com/m/0001131415.html
E-zine, Education and Learning Editing :
https://www.mag2.com/m/0001675353.html
Web Log : http://www.akinan.net/
E-book plan :
VIRTUE KIDS Volume 1 to 12
Electronic Mail : switchgigi@gmail.com

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