MIWARA BIOGRAPHY "VIRTUE KIDS" Virtue is what a Japanized ked quite simply has, painlessly, as a birthright.

東亜学纂学級文庫

『息恒循』を学ぶ

一学46【スピアの然修録】親、教師、上司は相手を支配したがる。故に合理性を誤解させて自立を妨害する『離島疎開』選集

然修録『離島疎開』選集
令和2年12月13日(日) am 7:00 配信

然修録「合理性を悪者にさせたい理由」少年スピア 少循令{猫刄|みょうじん}

 親、教師、上司は相手を支配したがる。故に合理性を誤解させて自立を妨害する

 一つ、学ぶ。

 フロイトとその弟子ユング→西洋医学→外からの治療。
 アドラーや儒学→東洋医学→内からの治療。
 前者は文明科学、後者は合理的自立。

 ちょっと乱暴な理屈に思われるかもしれません。でも、生身の{身体|からだ}を切った貼ったする西洋医学に比べれば、その乱暴さは正しく「ちょっと」ではないでしょうか。{主題|テーマ}は、心理学です。{題材|モチーフ}は、批判・希釈化・誤解工作・骨抜きという仕打ちで修羅場を潜り抜けてきた自立のための合理的思想、アドラー心理学。
 子どもを支配しようとする親、生徒を支配しようとする教師、部下を支配しようとする上司……と、そんな大人たちを嫌って、多くの子どもたちや大人たちまでもが、引きこもっています。ぼくら{美童|ミワラ}も、例外ではありません。例外どころか、その嫌い方は、{尋常|じんじょう}を{逸|いっ}するほどの{滾|たぎ}るものがあります。
 寺学舎の座学で扱う学問の多くが、儒学や{成唯識論|じょうゆいしきろん}や古き日本の先人語録や創造性開発法やアドラー心理学{云々等々|うんぬんとうとう}……と、それら諸々であるその理由も、これで何となく{頷|うなず}けるというものです。
 では、親や教師や上司たちが、如何に、どうやって、自立指南の教えとも言える合理的思想を誤解へと導いてきたのか、その実態について、調べてみることにしましょう。

 昨今{流行|はや}りの「自己責任」
 「おまえら、何をやろうとおまえらの自由だが、おまえらが起こした問題には、一切責任は取れないからな。自己責任。肝に銘じとけッ!」と、これが誤解工作によって形成された{悍|おぞ}ましい「誤解の自己責任」です。
 この悪意を見抜いた子どもや生徒や部下たちは、無論のことその親や教師や上司を敵と{見為|みな}します。敵が攻撃してくれば、当然抗戦します。その兵法が、〈なんとか責任、負わせちゃえ!攻撃〉です。巧みに問題を起こし、何とかその責任を敵に負わせようとします。こうなってくると、泥沼の内地戦です。両陣営とも、もう無傷という訳にはいきません。共に傷つき、共に衰退します。
 じゃあですね。誤解させられる前の、自立のための合理的な「自己責任」とは、どのようなものだったのでしょうか。
 親や教師や上司が、子どもや生徒や部下の行動の結果に責任を負うのは、当然のことです。それを理解するからこそ、子どもや生徒や部下たちは、自分たちの行動に責任がとれるような行為を、自ら選択しようと努力し、考えも巡らすのです。つまり、自分が何をするか、どんな行為に及ぶのか、その選択の責任は、自分にある。責任ある行動を選ぶ自由とその責任の両方が、己自身にある。と、いうわけです。
 {況|いわん}や、その結果に、親も教師も上司も責任を負わないと知ったら、その責任ある行為の選択のために注がれる労力が、無駄に思えてくるはず。その結果、断念する。最善の行為行動の実践を目の前にしながら、事態は{事勿|ことなか}れ主義者に育てられてしまった不良品たちによって最善は{放|ほ}ったくられ、最悪へと突き進む。
 そして見事、晴れて最悪の事態♪ そのとき、子どもや生徒や部下たちは、何と言うでしょうか。
 「ぼくら、支持されたことをやっただけですから。ぼくらは、支持されたことをやるだけですから。それがどんな結果になるか、どんな目的があるかなんて、ぼくらには知りたくても、知る方法がないんです。もしわかってたら、こんなこと、絶対にやりませんよッ!」と、……みたいな。

 やってもないのに、向いてない? やるだけ無駄? はーァ^!?^
 自立のための合理的思考は、何といっても、「誰でも何でも、成し遂げられる」です。何度も何度も様々な行動を起こして大努力したのに、その目標を達成することが出来なかった……なんてことは、実際にあると思います。でもそれは、行動を起こしたから、大努力したから、解ったことです。解ったなら、間違っていたと思うところを正しながら、また行動と努力を続けてゆけばいいだけのことです。違いますかァ?
 それを、{碌|ろく}に考えもせずに、ましてや行動の一つもせずに、才能やら適正やら身体的理由やら遺伝やらワケツのわからん{御託|ごたく}を並べるのは、正に愚の骨頂。そんなことは、ちょっと立ち止まって考えれば、すぐに判ることです。それを、立ち止まらせずに、誤解したままにさせようする化け物、魔物がいる。言わずもがな、責任回避の常習犯たちです。

 トラウマは偉大な発見? クソ食らえ! ゴミ箱にポイ♪
 「人生は、思いのままになる」というと、言い過ぎだと思われることでしょう。ぼくも、そう思います。その〈思いのままにならない〉の程度が重く辛いものであればあるほど、それをトラウマと定義して、未来のすべて、様々な〈思いのままにならない〉ことの原因に、してしまいがちです。問題は、そこです。
 ここで、きな臭いものを感じませんかァ? 悪意に満ちた誤解工作。自分にはトラウマがあるから、何をやってもうまくはいかない。何もやらないうちに、トラウマの{所為|せい}で絶対に思いは遂げられないと、すぐに諦めてしまう……元い、諦めさせられてしまう。きな臭いのは、当然ですよね?
 ぼくらは、個人個人の過去がどうであれ、みんなに共通なことは、これからも生きていかなくてはならぬということです。努力したり頑張ったり、疲れて休んだり、思いのままにならなくて悩んだり、そのうえぼくら{美童|ミワラ}は、自ら{反|かえ}る……つまり自分を{省|かえり}みたり、{物|ブツ}を{格|ただ}す……つまり己を正したりしながら、生を自己責任で選ばなければならないのです。  それを、トラウマを理由にして、努力もしない、頑張らない、いつも疲れて何もせず、何でもかんでもトラウマの所為なんだからと片付けてしまって悩むことさえ未熟……ってのは、果たして如何なものなんでしょう。自反や格物に到っては、銀河の果ての……元い、銀河の向こうの大宇宙の果ての{戯言|たわごと}として、何兆光年か先の未来になれば聞こえては来るのでしょうけれど、ね♪

 実態の考察は、以上です。
 鳥は、なぜ空気のなかを、宙に浮いて飛べるのでしょう。
 回遊魚は、なぜ{鰓|えら}呼吸で、海水から溶存酸素を取り入れることが出来るのでしょう。
 それは、空や海が、抵抗を生み出してくれるからです。なぜ人間は、{懲|こ}りずに生きてゆけるのでしょうか。それは、社会が、この世が、神が、抵抗を与えてくれるからです。逆境は、生きるための空気。挫折は、呼吸を続けてゆくための酸素です。
 辛いのはわかるけど、でも実は、そうなんです。   どちらさまも誤解させられないように、注意して生きましょう。

皇紀2085年12月12日(土) 活きた朝 3:52
{美童名|みわらな} スピア
学年 少年

令和2年12月13日(日) am 7:00 配信
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- Akio Nandai "VIRTUE KIDS" Vol.1 to 12 -
V.K. is a biographical novel series written in Japanese with a traditional style.
Virtue is what a Japanized ked quite simply has, painlessly, as a birthright.
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