MIWARA BIOGRAPHY "VIRTUE KIDS" Virtue is what a Japanized ked quite simply has, painlessly, as a birthright.

東亜学纂学級文庫

『息恒循』を学ぶ

一学47【少年サギッチ】男がやるべき事は一つ。やるべき時とやられた時にやるべき事を計り図りて時機を逃さずやるかやり返す事だ。

然修録選集第1部「中巻」1
令和2年12月20日(日) am 7:00 配信

然修録「やるべき事は計り図りて時機を逃さず」 少年サギッチ 少循令猛牛

 男がやるべき事は一つ。やるべき時とやられた時にやるべき事を計り図りて時機を逃さずやるかやり返す事だ。

 一つ、学ぶ。

 おれ……元い。わたしは……{否否|いやいや}。おれは、スピアみたく善人でもなければ、{童武|タケラ}が{如|ごと}く心で争いを{止|とど}めようとも思わない。要は、やるべき事ならやる。やられたならやり返す。大事なのは、それをいつ、どんな手順でやるかだ。{云|い}わば「{やるべき事を要領よくやる研究|Operations Research}」、{所謂|いわゆる}{作業分析|OR}だ。これが、おれが一番大事としているところ……「ザ・学問」だ。その手順を、ザックリ{列|れっ}する。

 1. 目的(やるべき事)を決める。
 2. いろいろ調べる。
 3. 方法(やり方)を列記する。
 4. 最も適している方法を選ぶ。
 5. 今みたく手順書を作る。
 6. 手順書どおりに進まない時の裏の手(逃げ道)を考えておく。
 7. 実践、行動……いざ!実行。
 8. やり遂げる。
 9. 自分にご{褒美|ほうび}、そして仲間たちと共に祝杯(無論ノンアルコール)。  10. 落ち着いたら、{自反と認識の更新|フィードバック}。

 (当たり前のことだ!)と、お思いでしょうがァ。まァまァそう言わずに、最近の自分の思考と行動に照らし合わせてみてほしい。何故なら、この手順こそが、「要領」なのだ。要領がいいというのは、瞬時の判断による逃げ道への回避でもなければ、成り行き直感によるズルっこい手抜きでもない。実は、たゆまぬ努力によって構築された習慣……「型」のことなのだ。
 とかく人間は、いろいろと調べたがる。それから、何をやるかを決める。先ずはそこから間違えている。つまり、逆だ! 何をやるかを決めてから調べる。これ、基本の中の最初の原則。「知ってますよ、そんなこと!」は、自慢にならない。ただ調べることが趣味なだけだろッ! 要領がいいやつは、「解りました。考えてみます」とは言わないかもしれないけど、心の中ではそう思ってる。
 調べることを最初に持ってくるやつが{陥|おちい}りやすいことは、無意識に先例に{倣|なら}ってしまうことだ。言い換えれば、誰かがやって成功したことを真似してやってみよう。つまりそれが、考えることの放棄なんよォ!
 人も物事も、そこんとこの事情ってやつには、{訊|き}いても読んでも判らない、目に見えない複雑怪奇なものが{潜|ひそ}んでる。他人の真似をしたり{余所|よそ}の家と同じことをしてみたところで、{上手|うま}くもいかなければ生活が快適になったりもしないってことは、よくあることだ。
 ここでいう「原則」は、何が肝要なのか。それは、何のためにそれ(目的)をやるのか。その目的(やるべき事)は、何の役に立つのか。やられたらやり返すのは当然だけど、やり返すことが何の役にも立たないのであれば、骨折れ損の傷だらけのボロ雑巾ってもんだ。つまりは、そのやるべき事の目的を納得する事。調べるのは、それからだ。
 でもそれは、簡単なことじゃない。調べる(読む)ことは一、の次……と言いながら、読んだ話を一つ。
 我が国の曹洞禅の開祖……そう、道元禅師。言わずもがな、高僧である。師が中国に留学していたときの事。師は禅寺の書庫で古書(古人の語録)を熱心に読解(まさに調査)していた。そのとき、寺の修行僧から、声をかけられた。
 「異国の学人よ、そこで何をしておられるのか?」
 「古人の足跡を知りたいと思って調べています」と、禅師。
 「何の役に立ちますか?」と、修行僧。  「国に帰って人を教化しようと思います」と、禅師。
 「それが何の役に立つのですか?」と、修行僧。
 「{衆生|しゅじょう}を利益するためです」と、禅師。
 「{畢竟|ひっきょう}して(つまり)何の役に立つのですか?」と、修行僧。
 禅師は、ここで言葉を失い、その修行僧を礼拝……厚く感謝して、お礼を述べたのだそうです。
 高僧の禅師ですら、よほど{堪|こた}えなければ納得などでぎねーぇ!ってことだ。おれなんかは、「結局おまえは、何が言いたいんだッ!」って、よく怒られたもんだ。今は、そう言われる前に、おれ自ら、己の心に{斯|こ}う言っている。
 「畢竟して、何を言いたいんだッ!」と。  然修録を、二時間も三時間もかけて四苦八苦しながら書いている同輩たちや先輩の方々がいる。おれ以外の{殆|ほとん}ど{皆|みんな}がそうだろう。たぶん。
 {美童|ミワラ}のみなさん。
 「こいつの然修録、畢竟して何が言いたいんだッ!」って、(言われはしないだろうけど)思われないように、気をつけましょう♪   

皇紀2085年12月20日(日) 活きた朝 6:39
{美童名|みわらな} サギッチ
学年 少年

令和2年12月20日(日) am 7:00 配信
一学47【少年サギッチ】男がやるべき事は一つ。やるべき時とやられた時にやるべき事を計り図りて時機を逃さずやるかやり返す事だ。

凡例
電子書籍編集の能率化のため、各種HTML軽量言語(記法)を取り入れております。ブログやメルマガでは、一部変換されない記号が残る場合がご座居ます。読み苦しいところは、お詫び申し上げます。

// 電子書籍 //
https://www.amazon.com/gp/r.html?C=2Z24ENUUAEWUK&K=1E3YGPA607LOZ&M=urn:rtn:msg:2020121306470593e57d2c4ac54bc3b68ded969ff0p0na&R=2GTVG6I9SSK7P&T=C&U=http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2Fdp%2FB08QGGPYJZ%3Fref%3Dpe_3052080_276849420&H=EXCPUYJ78AAVA5TPXQWQPCBP4IGA&ref=pe_3052080_276849420
// 週刊メールマガジン //
https://www.mag2.com/m/0001131415.html
https://www.mag2.com/m/0001675353.html
// バックナンバー //
http://www.akinan.net/

レーベル
東亜学纂学級文庫
発行
東亜学纂

M I W A R A BIOGRAPHY
- Akio Nandai "VIRTUE KIDS" Vol.1 to 12 -
V.K. is a biographical novel series written in Japanese with a traditional style.
Virtue is what a Japanized ked quite simply has, painlessly, as a birthright.
- // AeFbp // AEF Biographical novel Publishing -
A.E.F. is an abbreviation for Adventure, Ethnokids, and Fantasy.