MIWARA BIOGRAPHY "VIRTUE KIDS" Virtue is what a Japanized ked quite simply has, painlessly, as a birthright.

東亜学纂学級文庫

『息恒循』を学ぶ

一学 53【学徒学年オオカミ】おやじの語録。息恒循は、学ぶためにあらず! なのでワタテツ先輩の提言、半分だけ承った。

第3集「教学編」R3.1.31 (日) 7:00 配信

 一つ、学ぶ。

 ワタテツ先輩の提言に、50^%賛同する。少々失礼な物言いに思われるだろうけんども、マザメの無反応ってのも、果たしてどうなんだかッ!って思う。おれたちは、息恒循を理解するために、書に学び、また、実際の行動からも学んでいる。それを、おれたち自然{民族|エスノ}は、{古|いにしえ}より代々、教示されてきたのだ
 少々、脱線する。おやじがまだ、家に居た頃の話。こんなことを、言っていた。

 「みんなが{武童|タケラ}になれるわけじゃない。おまえたち{美童|ミワラ}の宝は、時間だ。言い換えれば、命だ。たっぷりある。だから、宝なのだ。だが、その宝は、使い方を間違えると、何も生まず、ただ浪費されて、消え失せてしまう。
 だからおまえたちは、今が、一番大事なのだ。将来、どんな人物に成るために、今、何を{為|な}す{物|ぶつ}になるか。それがまだ判らなければ、将来、どの時期に楽をするか。そのためには、大人になって何に成り、今、何を学問すべきか。それを考えろ。それでも、判らないで日々時間を浪費するよりは、マシだ。
 もし、どうやっても、どうあっても判らなくて悩んでしまうのであれば、残された手段は、一つだ。どうすれば武童になれるのか。それを、考えろ。息恒循を暗記して、解ったような気になって、息恒循をカレンダーであるかのように扱うことだけは、{止|や}めなさい。
 何故なら、息恒循は、指南書として位置付けられているからだ。事実、然修録には、解説らしきものが{殆|ほとん}ど無い。結論のみだ。その内容は、先人偉人の語録だったりもする。だが、大概のところは、我らが祖先が実際に体得……実際に自ら行動して直接知り得た事が、語録という形で、暦という{体裁で|ていさい}の中に編まれている。
 {故|ゆえ}に、息恒循を本当に理解したければ、息恒循の全体と部分の両方を、同時に、客観的に捉えねばならぬ。そのためには、書を読み古の偉人から学び、自らも行動し、そこで{傷|いた}めつけられたことを頭に叩き込み、身体に{沁|し}み込ませねばならん。{外|ほか}に、道はない。
 道を、歩け!
 ズルをして、民家の庭を突っ切って近道をするような真似をするな。それは、人物とは言わん。{盗人|ぬすっと}だ。」

 まァ、そんな話が、俺の頭の{隅|すみ}っちょに残っているもんだから、ワタテツ先輩の提言に百パーセント賛同……とは、ならなかったという訳だ。それは{兎|と}も角、輪番の一番バッターの役割を、50^%果たさねばならぬ。
。 但し、サクッとだッ^!!^

  恒令七日間の一日目、七養(日曜日)

 時令(季節)に{順|したご}うて{以|もっ}て元気を養う。
 思慮を{少|すくの}うして以て心気を養う。
 言語を省いて以て神気を養う。
 肉{慾|よく}を{寡|すくの}うして以て腎気を養う。  {嗔怒|いかり)を{戒|いまし}めて以て肝気を養う。  滋味を薄うして以て胃気を養う。  多くの{史|ふみ}を読みて以て胆気を養う。

 スピアの学師……シンジイの言葉ではないが、何やら本当に、隠居生活の指南のようにも思えてくる。それはさておき、何を指南しているというのか……。

 夏は夏らしく、冬は冬らしく、天候に逆らわず、季節を肌身で感じる生活をする。  心気は心臓の気、活力。安らかにすること、それが養心。  必要のないおしゃべりは、その人間を{浅薄|せんぱく}にする。黙養は、神気を養う。  暴飲色情は、腎臓を弱める。  怒りは、肝臓を傷める。  脂っこい食べ物は、胃に悪い。  古今東西の〈治乱〉という史実に学べば、胆気や胆識を養うこととなり、その実践行動が、己の心の血肉……度胸となる。  度胸ができれば、いっときの障壁、勝敗、逆境くらいでは転倒しなくなる。

 ……と、先人偉人は言うのであえる。  真実の天命に向かって、休むことなく運命を実践する日々……その地道な繰り返しが、大事だということだ。  それを、ただ単に、一週間を構成する七区分だと解釈しようものなら、古より悠久と語り継がれてきた体得録も、ただの薄っぺらい一枚のカレンダーになってしまうという事だ。  嗚呼……。

皇紀2681年1月31日(日) 活きた朝 4:47
学徒オオカミ 少循令石将

**令和3年1月31日(日)号
一学 53【学徒学年オオカミ】おやじの語録。息恒循は、学ぶためにあらず! なのでワタテツ先輩の提言、半分だけ承った。

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東亜学纂

MIWARA BIOGRAPHY
(C) Akio Nandai "VIRTUE KIDS" Vol.1 to 12
V.K. is a biographical novel series written in Japanese with a traditional style.
Virtue is what a Japanized ked quite simply has, painlessly, as a birthright.
A.E.F. is an abbreviation for Adventure, Ethnokids, and Fantasy.

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